2011年11月14日月曜日

私たちの節電 今夏のまとめ1

環境部の井村です。
すっかり涼しくなり秋の雰囲気が漂ってきたと思ったら、実は冬は今夏よりも厳しい節電が必要になるとの報道がありました。近藤さんのブログ(9/12)にもありましたが、節電を持続することが重要ですね。
さて、「節電」シリーズは今回と次回の2回で一応の今夏のまとめをしたいと思います。

節電意識
社内の節電を進めるにあたり、一番苦労した(している)のが社員の節電意識を高めることです。刻々と変わる執務環境を敏感に感じ取り、自立分散的な節電行動につなげていくことが理想ですが、ある程度の仕組みは必要と考え、私たちは節電パトロール隊を組織しました。グループ毎に選出したパトロール隊同士がコミュニケーションを取りながら、節電行動を決めて実行していくことを目指しています。
具体的な行動としては、部分的な消灯、部分的な空調停止、全体的な外気冷房を行うための空調停止・窓開け等です。今夏の成果としては、空調停止・窓開けが数日実行できた程度でしたが、今後に期待です!
このように腕章を作りました。




















意識を高める行動
節電を通して強く感じたことがあります。それは、私たちは照明のある空調された空間にいることに慣れすぎていて、それを変更するという意識をあまり持ちあわせていないということ。そして、私たちが身を委ねている環境が、なんとも無機質な空間であるということです。このことに気づかせてもらったのが、お付き合いのある建築設計事務所の方々と節電について意見交換をさせて頂いた時でした。彼らの発想は私たちのそれとは異なり、ローテクとも言えるような有機的?な仕組み(グリーン+ファン、湿らせたダンボールによる気化冷却等)で、いかに気持ちの良い空間を作り出すかということでした。これをアイデアのヒントとし、試験的にグリーンプロジェクトなるものを実行しました。
狙いは良かったと思うのですが、ヘデラの水耕栽培が思っていた以上に難しく、何度か枯らしてしまいました。来年は改良を加え実行したいと思います。「何故布ダクト?」と思った方は、ブログアーカイブを是非ご覧ください!

節電結果(月積算電力量ベース)
もちろん今夏の節電で重要だったのはピーク電力(デマンド)の削減ですが、当社はテナント入居なので昨年の実績で把握できているのが電気料金請求用の月積算電力量なので、わかりやすい成果としてはこれの比較となります。おおむね30%を超える削減を達成できました!

ピーク電力(デマンド)今夏分については、設置したリアルタイム電力モニターでデータがありますので、こちらについてはメカニカルな内容を取り仕切ってくれた中村さんから次回にまとめてもらいたいと思います。

環境部 井村 修二

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